寄せ株で株立ちにして植え付けたヤマボウシ(落葉)の成長記録

樹木類
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ヤマボウシ、いいですよね。今回は2020年の6月に植え付けた落葉のヤマボウシの紹介と成長記録です。今回のヤマボウシは楽天のトオヤマグリーンさんにて5本購入しました。


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夏ということもあって、到着した苗は元気がないように見えましたが、問題なく育っているようです。

ヤマボウシ(落葉)について

ヤマボウシには落葉するものと常緑のものとがあるので注意が必要です。常緑のものは冬でも落葉せず、葉をつけたままです。ですが多少葉は落ちるようです。そして耐寒性に劣るようです。

落葉のものは秋に紅葉した後は葉を落とします。こちらは落葉してしっかりと冬に備えるので寒さに強いです。

特徴としては

  • 落葉樹なので寒さに強い
  • 日当たりを好むが夏は日焼けしやすいので注意
  • 乾燥に弱い
  • 常緑のものより大きくなる
  • 実も食べられる

ヤマボウシの最もお勧めするポイント

四季折々の姿で楽しませてくれることです。冬季、落葉して幹と枝だけになった華奢な姿は、寂しさや繊細さを感じる一方でその状態でも生きていることを知れば却って逞しさも感じさせますし、春から初夏にかけての新緑の美しさ、そして初夏の白い花の開花、真夏の眩い緑と、秋の紅葉。四季にわたって姿を移り変わらせながらも美しさを損なわない樹木は少ないでしょう。

しかし、やまね農園のヤマボウシはまだ植えたばかりなので、美しい姿が観れるのも2、3年先になるかも知れません。

寄せ株について

樹木の姿形には大きく二つに分けられます。

  • 株立ち
  • 単幹(一本立ち)

この二つのうち、株立ちの中の一つとして寄せ株があります。

株立ちについて

株立ちとは根本の部分から何本も分岐した幹が伸びているもののことを言います。幹というのがそれこそ主軸となるようなもののことを指すのですが、その幹が一本に集約されるのではなく複数に分散したもののことを言います。

自然と分岐するものもありますし、単幹のものをある程度成長してから根本で切るとその脇から複数の幹が生え伸びる性質を利用して仕立てるものもありますが寄せ株は一つの株から作るのではありません。

寄せ株とは

寄せ株は、複数の苗を一箇所にまとめて植えることで株立ち風の立ち姿にしたものを言います。一箇所に植えるということは、すなわち根の部分がまだ大きく広がっていない苗の状態のものでしかできません。

この寄せ株、もともとがそれぞれ一本として独立しているものなんだから、成長するとものすごく大きくなっていますのでは、と考える人もいるようですが、お互いの根の広がりがお互いの成長を邪魔することになるので一本からの株立ちと同じような成長スピードに抑制されるようです。

寄せ株なら違う植木で合わせてもよい

作り方は簡単、ま、まだ根の成長が大きく無い苗を用意します。その用意した苗を一箇所に、それこそ寄せ合うようにくっつけて植え付けます。このとき、これは寄せ株の一番の特徴でもあると思いますが、違う品種同士を一緒に植え付けて自分オリジナルの株立ちの樹を作ることができます。ただ品種の違うものを寄せ株にするときは、それぞれが好む日当たりや水はけ、土壌の酸度などを確認しておく必要があります。

単幹(一本立ち)とは

単幹(一本立ち)とは、木の中心にその主軸となる太い一本の幹が根本から立ち上がった様子の木のことを言います。「木」というと単幹のものを思い浮かべる方の方が多いのでは無いでしょうか。

単幹のものは一本の幹に成長が集約されるので株立ちよりも大きくなります。なので植え場所に気をつけなければいけません。

成長記録

2020年11月

購入したのが6月中旬、葉は少なく幹もひょろっとした感じでした。あまりにひょろひょろなので真ん中に支柱を立てて紐で軽く固定しながらすぐに植え付けました。ほぼ一日中日が当たり、高植えになっているので水はけは良いと思います。ただ、40cmくらい掘ると粘度質な土が出てくる土地でもあります。

植え付けから5ヶ月ほど経っていますが、10月頃になってようやく新しい葉をつけるようになりました。それまではスカスカな状態のまま、夏の日光にも晒されていたので、とりあえず株元だけは乾燥しないようにと思い、腐葉土のマルチングと日除けにベニア板を立てていました。10月になって、別のところからヤブランを移植しました。春がきたら威勢良く成長してくれることを期待しています。

2021年3月3日

全て落葉し、春を待っている感じです。

2021年4月3日

いつの間にかいくつもの新芽が!うちにやってきた当初は葉の数も少なく心配でしたが、無事芽吹いてよかったです。

2021年6月16日

かなり葉も茂り、元気は良いのですが、主幹が自重に耐えきれず大きく枝垂れてしまいます。

なので、とりあえず紐で支柱に軽く縛り付けています。幹に太くなってもらわないことにはダメですね。少し剪定すると良いのかしら。

2021年9月9日

かなりモサモサになっていますが、日に焼けてしまったのか枯れた葉も見られます。支えるための紐も変わらずつけたままです。まだまだみきが細いです。落葉してから外そうと思っています。

樹高は170cmくらいだと思います。今年はひとつも花が咲いていませんので、実もなっていません。

ところどころ枯れてしますが、病気ではなく日焼けにやられたのだと思うのですがどうでしょうか。日当たり良すぎる場所なので。ただ今年のような晴天の少な目の夏でもこんな症状だと、来年以降がちょっと心配です。