ステビア。砂糖の200倍以上の甘味を感じさせるというハーブ。
そんなステビアですが、少し寒さに弱く、また酷暑にも弱いようです。水戸市の外れにある当農園は冬には氷点下5度より低くなることもめずらしくないですし、真夏は東京ほどではないにしろ35度くらいまでの高温になることもあります。ですが、甘味を抽出できるハーブが欲しかったので、露地植えにして育てることにしました。当然、植える場所や冬の対策をしながらということになりますが、そんなステビアの成長を記録します。
ステビアについて
- キク科の植物なので、アレルギーに注意
- ブラジルとパラグアイの国境あたりの高温地帯に自生する
- 糖ではないけど少量でもかなりの甘みを感じさせる
- 配糖体というもので甘みを感じさせるので糖質はゼロ
- 一部でステビアの危険性に言及する意見もありますので、摂取量は程々に(日本では安全性に問題ないとされている)
- 耐寒性は0度程度で、霜・凍結に注意
- 耐暑性は30度くらいなので、風通しの良い場所で育てる
- やや乾燥気味を好む
- 最も甘みが強くなるのは10月〜11月くらいらしい
多くのハーブと同じように乾燥気味に育てることが大事そうです。そう考える、排水性が良い土の場所に植え付けると良いと思います。
成長記録
2021年4月8日、購入した苗植え付け
左隣にはツツジがいて、右隣には旭桜があります。そしてその桜を飲み込むように生えてきているのは、実験のために生やしっぱなしにする予定のナガミヒナゲシ 。
この場所は画像手前から奥に向かって南東です。なので日当たりは周りの石や桜、ナガミヒナゲシ に多少遮られることになり、夏場にはちょうど良い塩梅になるのでは、と思っています。
ちなみに画像の外の手前の方には、比較的近いところに建屋があるので、冬場の気温低下も多少は和らぐと思います。
2021年5月24日
2021年6月30日
枝が重さに耐えきれなくて開いてしまいます。葉を収穫するために何度かカットしているのですが、とても重そうです。こうなったときにすぐに剪定するべきか悩むところですが、取り合えずこのままで。
ちょっと画角が変わってしまい申し訳ないですが、青くライン引いたところが開いてしまっている部分です。
2021年11月10日
夏をすぎ、秋も深まり始め、ステビアはいつの間にかだいぶ枯れてしまいました。耐寒温度は0度程度あるということですが、そんなにあるのかなという枯れ具合。ただ当地はすでに霜は降りているのでこんなものなのかもしれません。今月中には枯れ草や腐葉土で分厚く覆ってしまおうと思っていますが、もしかしてそれだと手遅れになってしまうのかなと、これを書きながら不安になってきました。時間があるときに早めに対策しようと思います。
2021年11月29日 マルチング する
だいぶ枯れ込んできて、ようやくマルチングすることにしました。
枝をカット、不織布をかける、バーク堆肥で覆うという順です。
もうなんかダメな気しかしませんが、やってみないとわからないし、しっかり記録することに意味がある、ことを信じて。。
2022年4月 冬越しは当然ながらできませんでした
まあそうですよね。根っこがグッと大きくなるような植物ならまだしも(レモングラス は冬越し成功しました)、ステビアのような生え方をする植物、もともと耐寒性がないと言われているので、いくらマルチングして凍結を防止したところで、冬越しできませんでした。