モナルダという花の苗を購入したのが2020年の11月。どうしてもこの花の苗が欲しかった理由に、ベルガモットのハーブティーを作ってみたいということがありました。もちろん、モナルダという名の植物なのでベルガモットとは異なりますが、葉や茎がその香りに似ているために代用として用いられているようです。
一部、ベルガモットという名で売られていることもあるので注意が必要です。
ちなみにベルガモットとは
ベルガモット(英:Bergamot、伊:Bergamotto、学名:Citrus × bergamia)はミカン科ミカン属の常緑高木樹の柑橘類である。主産地はイタリア。
遺伝子解析の結果、ミカン属の三つの原種(ブンタン・マンダリンオレンジ・シトロン)が関与した交雑種であることが判明し、レモン(C. × limon)とダイダイ(C. × aurantium)の雑種と仮定したモデルによく適合した[3]。
ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されず、専ら精油を採取し香料として使用される。紅茶のアールグレイはベルガモットで着香した紅茶である。フレッシュな香りをもつためオーデコロンを中心に香水にもしばしば使用される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モナルダとはどんな植物か
- モナルダの中にも品種があって、赤い花に代表されるモナルダ・ディディマ(日本ではタイマツバナとも呼ばれる)と紫色の花に代表されるモナルダ・フィスツローサ(日本ではヤグルマハッカとも呼ばれる)が主に栽培される
- 宿根草
- 暑さ寒さに強い
- うどん粉病に注意になりやすい
園芸店で購入するときに、とにかくうどん粉病には注意するように、風通しの良い場所に植えてくれと言われました。秋購入で夏を迎えていないのですが、そこそこ風通しの良い場所に植えましたが、どうなるでしょうか。
植え付けた場所
植えたのは東〜南〜西側にかけて木があるので半日陰になるような場所で、通り道に面しているので風通しの良い場所。また、石垣で区切られて少し高くなっているので水捌けも比較的良い場所だと思います。
用土をそれほど選ばないとのことだったので、水はけが悪い土というわけではないので、腐葉土を軽く混ぜ込んだ程度です。
成長の記録
2021年2月
植え付け場所の画像を同じ日に撮影したものですが、ちょっと汚い感じになっていますが緑も残っていますし、しっかりと春に備えている感じが伝わってきます。楽しみです。
2021年4月19日
少し間が空いてしまいましたが、成長の記録です。
前回の真冬から、すっかり春の陽気に包まれるようになっていますが、4月のはじめにマルチングしていたワラを取り外しました。これは、凍結の心配がなくなったことと、過湿を防ぐためです。
モナルダ・ディディマを購入するときにショップの方に「蒸れで病気になりやすい、特にうどん粉病に」とのことを伺っていたので、その対策の一つです。
緑にかわり、だいぶこんもりとしてきました。なんだかミントのようにも見えます。
2021年5月26日
春になりこんもりしてきたのがそのまま大きくなってきています。
2021年6月30日
もうじき咲きそうです。高さは70cmくらいでしょうか。
心配していたうどん粉病も、今のところ出ていません。ただ、梅雨はこれからが本番でしょうから気をつけねば。
今のところ香りは感じられなかったですが、しっかり開花するとどうなのか、楽しみです。
2021年7月28日
きれいに咲いています。葉っぱを撫でると良い香りがしますが、あまり強くは香りません。
高さは80cmくらいでしょうか。雨が多かったですが、心配していたうどん粉病も発生せず元気に育っています。やはり土がある程度レイズドベッド状なため、乾燥しやすいのが良いのでしょう。
2021年8月25日
開花のピークを少し過ぎたぐらいです。でもまだまだ新しい花を咲かせています。
2021年10月20日
ようやく完全に花が枯れきった感じです。意外と花期は長く、転々と減っていく感じで、10月の初旬くらいまでは赤い花を見ることはできました。そして花が減ってくるとともに香りを感じることも多くなったような気がします。
気温もだいぶ下がってきて、当地では霜も降り始める時期なので、植物たちは活動を小さくし始める時期です。このモナルダもそうなのでしょうがこうしてみると株がだいぶ大きくなったのがわかります。
2022年3月16日
春ですが、モナルダはまだまだ枯れ姿のままです。今年の冬は寒かったので動き出しも遅いのかもしれません。昨年はマルチングしていて、今年はしなかったことも影響しているかもしれません。