シマトネリコを植え付けしたのでその様子と成長記録を。ホームセンターコメリ で樹高120cm、1980円か2980円だったと思います。
シマトネリコとはどんな木か
- 常緑樹
- 成長が早く樹高は10mになる
- 日当たりを好むけど明るい日陰でも大丈夫
- 耐暑性は強いけど耐寒性は少し弱く−5度程度。
- 5〜7月に白っぽい細かな花が咲く
- 虫が寄ってくるので注意
こう見ると、当地では冬の気温が下がるので、適さないよう考えられますが、いろいろ調べた結果問題ないとの結論を出し植え付けました。
シマトネリコの耐寒性について
シマトネリコを当地で植えるのにネックとなったのが耐寒性でした。耐寒性が−5度と言うことで、最低気温がそれよりも低くなることもある当地では適さず枯れてしまうのではないかと考えたからです。
ですが、情報を集めてみるとそんなこともなく、寒い地域でも露地植えで育てられるようでした。ただしいくつか気をつけることがあります。
幼樹は冬越し対策をした方が良い
幹もまだ十分な太さがなく、根張りも十分でない木は、冬越しするために対策が必要なようです。なので寒くなってきたら寒冷紗で覆って霜対策をしようと思います。雪は滅多に降らないので、雪については考えずにいきます。
常緑樹だけど冬になるとまとめて落葉する
常緑樹のシマトネリコですが、冬の寒さが厳しい地域では落葉してしまうようです。なのでその覚悟で場所を決め、植え付けること。冬の間は目角の役割を果たせないかもしれないので気を付けなければいけません。
虫、特にカメムシ、カブトムシに注意する
シマトネリコを好む虫は多いみたいなので気をつけなければいけないようです。特に気をつけたいのがカブトムシとカメムシ。この2種はそれだけの存在であればいいのですが、大きな問題は樹皮を傷つけ樹液を吸うので、染み出した樹液につられて他の昆虫もやってくるということです。その引き寄せられてやってくる中にスズメバチがいます。これに特に気をつけなければいけないでしょう。
他の昆虫も寄ってくるようなのですが、特にスズメバチが寄ってこないように、樹液を染み出させる昆虫に注意が必要です。
植え付けた場所
植えた時期
2020年の10月初旬に植え付けました。高さは130cmくらい。
日当たり
日当たりは抜群に良く、一日中当たる場所です。
土の質
赤っぽい色で少し硬く締まりやすいので半径30cmくらい、深さ40cmくらいで耕し、14リットルの袋の4分の1程度の腐葉土を漉き込みました。元の土は、赤っぽい色味で、少し締まりやすく硬くなりやすそうな土でした。
水やり
植え付けた時にたっぷり1回と、1週間後くらいにたっぷりもう一回。その後は、水やりしてません。
成長記録
2020年11月下旬
樹高は140cmくらい。植え付けてからふ2ヶ月弱、少し伸びたようです。
葉の色が変わってきて、紅葉している部分もあるようですが、まだしっかりと葉は残っています。
紅葉っていうのは落葉樹だけのものだと思いきや、このように常緑樹でも起きるようです。紅葉っていうのは言ってみれば葉の部分が枯れ落ちる過程で生じることなので、常緑樹でも同じようなメカニズムが働いているのかもしれません。
2020年は植え付けたばかりなので、薄い寒冷紗をかけようと思っています。その時にまたアップします。
2020年12月2日
寒冷紗をかけました。
2021年2月
寒冷紗越しでもわかる、茶色に変色した姿。周辺からもすっかり緑が消えてしまいました。
中を見ると全ての葉が枯れています。ですが、これは調べによれば、葉は枯れども春が来ればまた新しい葉が芽吹くとのこと。また、このように冬に枯れ込むことで生育が抑制され、あまり大きく育たずに済むという情報を目にしました。だとするととても都合が良いです。
そんなことより、実は枯れていた、なんてことにならなければ良いのですが、そこは春がくれば明らかになるでしょう。
2021年4月3日
2021年の3月はとても暖かく、桜の開花も平年よりもかなり早く開花を迎えました。そんな暖かさに合わせて寒冷紗を外したのは三月中旬頃。ちなみに葉がなくなってしまったのは寒冷紗を外したからではなく、風に煽られ寒冷紗が葉っぱをなぎ落としてしまったからです。いずれにせよ、葉は枯れていたので落ちるのは時間の問題だったと思います。
だいぶ暖かくなった4月3日の時点ですが、変化は見られません。枯れてしまったのでは、と疑ってしまうくらいに。
2021年4月10日
一見変わりなく見えますが…
株の根本をよくみると新芽が出ていました。よかった、生きていたようです。
2021年4月20日
ついに枝からも新芽が出てきました。よかったよかった。
あとは冬までにどのくらい大きくなるか、ですね。よくみると、太い幹には新葉は出ておらず、比較的細い枝に生えてきています。現在の樹高、140cmほど。
2021年6月16日
なかなか全体に葉がある状態にはなりませんが、ほとんど葉が生えそろった感じです。ただ一番太い幹にはあまり葉がついてませんが。画像の支柱のように見える棒が、一番太い幹です。
樹高が高くなるのはこれからでしょうかね。
2021年9月22日
梅雨が明け夏を迎え、夏を過ぎて秋になりました。が、シマトネリコのサイズはほとんど変わっていません。樹高もさることながら、幹もあまり太くなっている様子がありません。
生育が旺盛で、止めることが大変と言われるシマトネリコですが、うちではそんなことがないようです。
グランドカバーのクラピアが悪さをしているのか、冬のダメージが抜けきらないのか、根張りがまだ不十分なのか。この分だと次の冬でまた大きなダメージを受けてしまうのではないかと心配です。
2022年2月2日、今年の冬は余裕がありそうです
植え付けてから2回目の冬。今年の冬は寒冷紗は全くしていません。
最初の冬は息も絶え絶えという感じでしたが、今年の冬は何だか余裕を感じます。昨年よりも寒い冬の気がしますが、しっかり根付いた状態であれば耐えられるのでしょう。
葉は枯れたようになっていますが、昨年と比べると明らかに残っている葉の数も多いですし状態も良いです。