コロキアには色んな種類があります。良く知られているのがコトネアスター(コトネアステル)とフロステッド・チョコレートだと思います。この二つ、コロキアの中でも別の品種に分かれるようです。
一番の違いは、葉の大きさでしょうか。コトネアスターの細かな小さい葉に比べて、フロステッドチョコレートは葉が大きくしっかりしています(とはいえ小さいことには変わりありませんが)。
さて、そんなフロステッド・チョコレートですが、これは園芸品種名のようで、大きくはコロキア・ヴィルガタという学名に分けられるようです。英語ではcorokia x virgata と表記されていて、その中に色んな品種、フロステッド・チョコレートやらサンスプラッシュやらオリーブリーフやらがあるようです。
この「x」が何を意味するのか気になって調べてみたのですが、
交雑種のものは両親の学名を「x」でつなぐ
というルールがあるようです。
さて、前置きはこの程度にして、うちに植えてあるコロキアは、見た目からコロキアxヴィルガタであることは間違いないと思うのですが、細かな品種がわかりません。なので、この聞き慣れないコロキアxヴィルガタという名前での成長を記録しようと思います。
特徴
- 多湿や乾燥にも強い
- 耐暑性・耐寒性ともに強い(耐寒温度はマイナス10度程度)
- 常緑樹なので葉を残して越冬
- 成長も遅く、形も箒(ほうき)のような形に整いやすいので管理が楽
- 日当たりを好むが半日陰でも問題なし
コトネアスターは耐寒性があまり強くない(マイナス3度程度)ので、冬場の最低気温がマイナス10度近くまで下がることもある当地にはこちらのヴィルガタはぴったりです。
成長記録
2021年10月、品種不明の投げ売りコロキア5ポット購入し、植え付け
ホームセンターにて処分価格になっていたコロキア5株を入手。フロステッド・チョコレートってやつだろう、なんて思っての購入でしたが、その後の経過を見ると、葉の色もそこまでチョコレート色にならないので違う品種なのかなあ、と。
植え付け場所は、以下の感じです
- 樹高は20cmくらい
- 朝だけ日が当たらず、その後は日暮れまでずっと日向。
- 砕石の中に穴を掘って土入れて植え付け
- なので水捌けは良いとは言えないが、水が溜まることはない
- 夏場は砕石が熱くなるので、それが心配
2021年11月から2022年12月まで
植え付け初年度なので冬越しできるか心配でしたが、無事乗り切りました。葉の色はすっかり枯れ色になってしまいましたが。そしてその後の成長も順調のようです。
2023年1月から7月
2回目の冬越しは難なく、といった感じでした。この冬の寒波はかなり強かったですが、コロキア・ヴィルガタの耐寒性は全く問題ないようです。
ゴールデンウィークごろには軽く剪定しました。かなり密な感じになるので、適度に透かしたいところですが、この密にこんもりとした樹形になるのもこの木の良いところだと思うので、程々にすることが大事だと思います。
2023年7月で樹高は50cm程度。