アカシア・フロリバンダ(フロリブンダ、ホワイトサローワトル)の成長記録

樹木類
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2020年の秋に植え付けたアカシア・デアネイ (ティーンズワトル )が寒さにやられ、瀕死の状態になってしまったのに懲りずに、この2021年の春も来たばかりの3月9日にアカシア・フロリバンダを植え付けました。

と言ってもこのフロリバンダ、購入したのは少し前で、確か2ヶ月ほど前のことだったと思います。ホームセンターで見つけたのですが、このタイミングで購入しなければ、春に出会えないかもしれない、と思い。そのとき同時にアカシア・ブリスベーンワトルも購入し、また今回の植え付けも同時に行いました。

しかし大きくなる木なので、うまく育った時の状況が怖いですが。

ブリスベーンワトルとフロリブンダの違い

この2品種、見た目は非常によく似ています。なので並べて比べないと、どちらがどの品種ということはわからないかもしれません。ということで並べて撮った画像を元に解説を。

二つ並べると非常に似ていることがわかると思います。画像左にあるのがブリスベーンワトル、右がフロリブンダです。葉がより長いのがフロリバンダですが、見分けられないですね。他にも似た形状の葉のアカシアは多いようですが、ポットに刺さっているタグの写真にもあるように花の咲き方で見分けるしかないかもしれません。

ちなみにブリスベーンワトルとフロリバンダで比べるとより耐寒性が強く、樹高も大きくなるのがフロリバンダのようです。

フロリバンダの特徴

  • 樹高は8mくらいになる
  • 成長が早い
  • 日当たりの良い場所で、乾燥気味で育てるとにかく水捌けが良くて乾燥する場所好む印象です
  • 耐暑性は強い
  • 比較的耐寒性も強いが、同じく強いブルーブッシュ が少しやられた当地ではどうなのか、−7度くらいまで耐えてくれると嬉しいけど
  • 剪定しないと強風で枝割れしないように剪定が必要、剪定すると樹高も抑えられる
  • 追記:おそらく苦土石灰は漉き込まない方が良い(酸性気味を好む)

成長記録

2021年3月9日

植え付けしました。樹高は40cmほど。枝先をカットした痕があるので、どのように成長していくのか読めませんが、あまり横に広がらないように適宜剪定しながら育てようと思います。

クラピアでグランドカバーした中に、直径80cmほどの円形を耕し、植え付け。特に肥料は与えていません。少しだけ苦土石灰を混ぜ込みました。(補:オージープランツ系は酸性を好むものが多いようで苦土石灰NGだったようです)

場所としてはかなり日当たりの良い場所です。ただちょっと冬の寒さが心配です。春から夏にかけて太く育ってくれれば、冬の寒さも乗り切れるのではないかと期待していますが、ブルーブッシュ の経過を考えると。。

2021年6月16日

ゴールデンウィークが明けて、少し雨が多い時期があったのですが、その辺りからでしょうか、少し主幹がしっかりしてきたように感じます。乾燥気味を好むとはいえ、気温が高くなってくるとそれなりに水分はあった方が良さそうです。

2021年7月14日

大きさ、ほとんど変わっていません。これは、土があっていないのでしょうか。植え付け時に苦土石灰を混ぜたのがよくなかったのかなあ。それとも、土の排水が良くなくて根腐れ気味なのか。なんだか後者のような気がしますね。ちょうど梅雨中ですし。

アカシアは植え替えを嫌うので、確認するにも勇気が入ります。ですが、周りを掘って腐葉土をすき込んでみようかなあ。。。ちょっと悩み中です。

2021年11月2日、とりあえず一度掘り上げることに

いやあ、全く成長しません。かといって枯れはしていないのですが、元気がないことははっきりとわかるので、冬が来る前のこの時期に掘り上げて鉢に植え替えることにしました。

掘り上げる前はこんな状態。植え付け当初より少しだけ大きくなっていますが、ずっとこんな状態です。下の方の葉っぱは落ちちゃって、本当に元気がなさそうな様子。ちなみに花壇を作ったために背景の様子が今までと変わっています。

ちなみにアカシアは植え替えを嫌うらしく、それが今まで何も対策しなかった理由なのですが、最近では元気がないと思ったら思い切って植え替えなりなんなり、対策を講じた方が良いと思っています。(ですが、そのせいで枯らしてしまったであろうことも、あるので決して正解ではないかもしれません)

で鉢に植え替えました。とりあえず元気のない原因がわからないので、土は同じ場所の土を使って水をあげたところ、上の画像の通り…。まあポットの排水性が悪いのもあるとは思いますが…。

水はけ悪過ぎ

おそらくこれが原因だったのだと思います、生育不良の。ということで、ホームセンターで売っている一般的な「花と野菜の土」に植え替えました。

ついでに、夜の冷え込みは5度近くまで下がるので、夜間は屋内にしまうようにしました。これでどのくらい復活してくれるかですね。

2022年2月23日

冬の間はずっと屋内に入れていました。ただ屋内といっても半外のような場所なので、夜間の気温が氷点下になったこともあったかもしれません。ただ、壁と屋根があるので霜が下りるようなことがないので、あまり冬の寒さによるダメージはなかったのではないかと思います。

とにかく、見てわかるような変化がありません。。大丈夫でしょうかね。

2022年3月9日、植え付けました

暖かくなってきたので、以前とは違う場所に植え付けました。新しい場所は

  • 傾斜のある所の上の場所なので水はけは良いはず
  • 土はかなり痩せていると思われる(かなりの砕石が混じった場所を篩(ふるい)にかけて大きな石を取り除いた残りの土

というこんな場所です。心配な点があるとすれば

  • 水持ちが悪そう

ということくらいでしょうか。アカシアはマメ科なので、この痩せ地に植えてどう育っていくのか楽しみです。でも一度弱ってしまった株はなかなか回復しにくいとも聞くので、まあ様子を見ていきます。

ちなみに植え付ける時の根の様子は、購入して植え付けした時の半分にも満たないくらいしか張っていなかったように見えました。

水切れに気をつけつつ、様子を見ていきます。

風で揺れすぎないように支柱をセット

2022年3月30日、変色してきたので移植

ちょうど1週間ほど前に雪が降って、水戸では積雪3cmと出ていましたが、当地では10cmくらい積もっていました。そのせいでしょうか、フロリバンダの葉が黒く変色し、芽の部分は枯れてしまっているようです。

ということで、再び移植することにしました。もうこの場所の土は合わないのだろうと考えて。なんだかこのフロリバンダは、繊細なのか、それとも植え付ける場所やタイミングが尽く悪いのかわかりませんが、なかなかうまく育ちません。今度こそはと思い、畑に移植しました。もともと大きくなる木なのでそれでよかったかなと。

ダメージ感しかない

畑といっても、ちょうど腐食分の少ない痩せた感じの赤い土の場所があり、その場所に移しました。下の画像からも土が赤いことがよくわかると思います。なんかこの場所なら合いそうな気がしますが、もしかしたらもう手遅れかもしれませんね。復活してほしいです。

移植先は畑の端の方

2022年8月26日 元気に育っています

おそらく場所がよかったのでしょう。この畑、全体が道よりも一段(50cmくらい)高くなっているので水捌けが抜群に良いのです。逆に言えばすぐに乾燥してしまう。でもそれがよかったのでしょう。下の画像はまだ植え付け前のものなのですが、こんな感じの畑に植え付けています。

こんな感じの畑で右の道よりも50cm程度は高くなっています

で、今の状態はこちら。

もう乾燥がすごくて、畑の中でもこの周辺は雑草もまばらで草刈りする必要ないほどです。それくらい乾燥しやすい場所ですが、夏の間一切水をやらずにいてここまでスクスクと育ったようです。樹高は枝垂れた状態で120cmくらいになっています。

とはいえ、乾燥を好むことは間違いなさそうですが、どの程度乾燥に耐えるかはわかりませんね。砂地ではなく、また硬くしまった土でないことは必要そうです。

2022年12月〜2023年2月 冬を越せるのか

夏から秋にかけてグッと株も大きくなり、背丈は180cm程度はありそうです。

12月中は寒さに対して若干余裕がありそうな雰囲気を見せていましたが、年越して2月の半ばになると、だいぶ寒さにやれている様子。葉は残ってはいますが、だいぶ色が抜けて枯れたような姿になっています。

さて、春になると元気な姿を見せてくれるのでしょうか。

2023年3月〜4月 諦めました

2023年は春の到来が早く、3月に入ると一気に暖かくなりました。それに伴い、フロリバンダも復活の兆しを見せるのではと期待していたのですが、どうやらダメだったようです。もしかすると、もう少し暖かくなると芽が出てくるかもしれませんが、うーん、この状態だと復活するようには見えない。。

赤茶色にしっかり枯れきった様子。

2023年5月から2023年6月、復活!

完全に諦めて放って置いたのですが、まさかの復活を遂げていました。

そろそろ根本から切ってしまうかと思って5月16日に見に行ったところ、根本をみるとひこばえのようなものが。もしかしたら雑草かもしれないなんて思いつつ、その後5月31日に確認してみると、間違いのないしっかりしたひこばえとして確認することができました。

5月中は雑草が根本から伸びているだけかもしれないと怪しんでいましたが、6月、根本から芽吹いていることを確信。天気の良い日を待って短くカットしました。

いやあ、強いですね。