ミモザといえばこれ、ギンヨウアカシアですよね。以前に一度枯らしてしまったギンヨウアカシアの、今回は紫がかったプルプレアを育てることにしました。アカシア・バイレヤナとは学名のAcacia baileyanaを読んでみたものですが、こちらの呼び方を聞くことはほとんどないのではないでしょうか。
前回の失敗を思い出しつつも、植える場所は同じ土地の中の違う場所というだけなので、まあなんとかうまく行ってくれればと思います。
ギンヨウアカシアとミモザのこと
よく「ミモザ」という花の名前を聞くと思いますが、「ミモザ」という言葉が指す花はヨーロッパでは「フサアカシア(Acacia dealbata)」のことを指すようですが、ここ日本ではギンヨウアカシアのことを指して使うことが多いようです。
しかしながら、そもそも「ミモザ」という言葉はオジギソウの学名:Mimosa pudicaに由来するとのことで、似ていることから「アカシア」がミモザと呼ばれるようになったようです。(オジギソウというと、ピンク色の花を印象ですけどね)
特徴
ギンヨウアカシアとギンヨウアカシアプルプレアの二つ、違いは葉色ぐらいなものであとは同じように成長するものだと思っていましたが、もう少し違いがあるようです。
プルプレアの方が成長・花付きともに控えめで、姿もややコンパクトな感じになるようですが、それでもやはり大きくなるので気をつける必要がありそうです。
- 高さは5m〜10mになる
- 耐暑性は強いが高温多湿には注意が必要
- 耐寒性は−5度程度(−8度程度になる当地ではここが一番のネック、寒冷紗必須かも)
- 若葉が紫色を帯びている
- ミモザと言われる、定番の花姿
- オーストラリア南東部原産のネイティブプランツ
- マメ科の植物なので、土質を良くすれば特に肥料は必要ない
成長記録
植え付け場所について
植え付け場所はこんな場所。
- 手前から奥に向かって北東方向
- 日当たりよく、風通しも良い
- 砕石のあった場所に穴掘って土入れ替えて植えた
- 穴掘った範囲は直径110cm、深さ50cmくらいで、その下は硬く締まり水捌け悪し
- ただし傾斜になっているので、水が溜まるようなことはない
気になるのはやはり冬。風通しが良い場所なので、冬に気温が下りやすいです。大きくなるので寒冷紗も大変だしなあ、というところです。
2月下旬の購入から3月上旬の植え付けまで
さて、苗を購入したのは2月22日。春の植え付けをするにはちょっと早いどころか、気温はまだまだ冬真っ只中の時期でした。
どうしても苗が欲しくなって買ってしまった、というわけではありません。あえてこの晩冬のこの時期に購入しました。
それはなぜか?
2月の下旬に売られている苗は、新春に入荷したものではなく、この冬に入る前に入荷されたものが売れずに残り、お店で冬を越してきた苗なのです。つまり、冬の寒さを経験しそして越してきた。この、冬越しするという経験を得た苗が欲しくてこの時期に購入するに至ったわけです。
よって必要な条件は、屋外の屋根のない売り場に置いてあることでした。そして隣町のホームセンターを覗いてみたところ、このギンヨウアカシア・プルプレアがいたので連れて帰ったきたのでした。ダメージが少なそうな株を選びましたが、それでも残っている葉は少なく、寒さの影響が色濃く残っていました。しっかりと冬の厳しい寒さを経験してきたようです。
3/4に植え付けし、寒さ対策に株元に段ボール箱を巻いたのですが、2023年は3月に入るとずっと暖かく、3/10には早々に防寒段ボールを外してしまいました。
2023年4月から2023年12月の様子
順調そのもの。記録的な暑さと言われた夏も、難なく乗り切っています。
12月には背丈が2m50cmくらいにはなっています。どこまで伸びるのやら。。