育てやすいですし、美しい。赤い紫の穂はもちろん、色が抜け枯れ色に姿が変わってもなお美しい、そんなオーナメンタルグラスのミューレンべルギア・カピラリスの成長記録です。
特徴
- 草丈100cm程度で横にもそこそこボリュームが出ます
- 空気を含みながら紫がかった赤く開花する穂が美しい
- 耐寒性・耐暑性ともに強い
- 土はとにかく水捌けよくしておくと高温多湿も乗り切れる(追加説明後述します)
とても育てやすく、開花時期には空気と光を含んだ姿がとても美しいです。ただし高温多湿には多少弱いので注意が必要です。当農園でも、株元がグランドカバープランツでしっかり覆われてしまう環境の株は、土が乾かないただと思いますが、かなり弱ってしまいました。
畝を作って高植えにするなどして乾燥しやすい環境を作ってあげると育てやすいと思います。
また、ミューレンべルギア・リンドヘイメリよりも開花が2週間くらい早かっです(当地ではですが)。
植えた場所
最初の1株は日当たりは良く、まあ排水性も悪くないだろうという場所に植えたのですが、若干排水性が悪かったようで雨水が溜まるようなことはなかったと思いますが、ちょっと湿った状態が比較的長く続いていたようです。さらに、後に株元がグランドカバープランツ(クラピア)によって覆われてしまい、梅雨時期にはかなり湿気が篭りやすくなってしまったようで弱ってしまい、別の場所に移植しました。
後に2株追加。この2株は最初の1株とは違う場所で日当たりがよく、またレイズドベッドのような感じで高くなっているので、排水性もとても良い場所です。しかしこの2株も、後に移植しました。理由は、家族が植えたものもあったために自分の思うような管理でがきないために、場所を明け渡した感じです。
いずれの株も土はもともとその場所にあった土で粘土質ということもなく、かといって肥沃な感じはしない土。腐葉土をすき込んで植えました。
成長記録
2021年3月9日、最初の1株を植え付け
こんな感じで、グランドカバーのクラピアを引っこ抜いて円形に場所を作り、そこに植えました。
2021年5月、近くの園芸店で見つけ2株追加
2株追加で植えました。初めに植えた1株よりも元気です。
ちなみに最初に植えた1株はこんな感じに育っています。
画像のより具合が違うので大きさの比較がしにくいですが、草丈としては最初に植えた株の方が高いですが、葉数は後から植えた2株の方が多いような気がします。
土が湿っているのが画像からもわかると思いますが、最初に植えた方は水はけが悪いのかもしれません。。
2021年6月16日、最初の株と後からの株の大きさがほぼ同じに
3株のサイズがほぼ同じくらいです。初めに植えた株に問題があるようには見えないのですが、後から植えた株と比べると成長が鈍化していることがわかります。つまり、土が、排水性・通気性が良くないのだと。もしかしたら根腐れ起こしているかもしれません。。
2021年8月25日
最初に植えた株、そろそろ限界かもしれません。植え替えたいのですが、流石にこの真夏の気候の中で植え替えるの気が引けます。もう少し。頑張ってほしい。。
後から植えた株は元気そのもの。
2021年9月22日、開花、そして移植
まずは元気な方。開花しました。しかし問題が。いや、問題ではないのですが、不満が。というのも思ったほど美しく見えないということ。この理由、おそらく背景に問題があるのだと思います。背景、トタン。ベージュのトタンが台無しにしている気がします。おそらく背景には空間があることが大事なんだと。うーん、どうしたものか。
そして元気がない方。ようやく移植しました。といっても、おそらく今までの場所よりはマシだろう、という程度の移植先。
2021年10月20日、元気な方移植と、不元気の開花
元気な方も移植しました。移動先に良い場所がなくて妥協した先でしたが、まあ満足です。
光が当たるとかなり良い感じです。
それから元気がない方の株も、ボロボロな姿になりながらも開花しました。痛々しいですが、頑張っています。
2021年12月22日
移植した影響もあってかすっかり枯れ色になりました。その姿もなかなか良いです。