オリーブ、チプレッシーノ(シプレッシーノ)の成長記録

樹木類
スポンサーリンク

うちの庭には2本のオリーブがあります。チプレッシーノ(シプレッシーノ)とマンザニロです。ここではチプレッシーノの紹介をします。

チプレッシーノの基本情報

  • 糸杉(コニファーのこと)をイタリア語でチプレッソというそうですが、上へとまっすぐと伸びる様子が似ているためチプレッシーノと名が付いた
  • 耐暑性はもちろん、耐寒性も強い(−10度くらいなら耐える)
  • 過湿に弱いので、水はけの良い場所に植える(植えた場所が良かったのか、2020年の長梅雨も大丈夫だった)
  • 常緑樹
  • 樹高は10mにもなるらしいけど、当地のような寒いところではそこまで育たないのではと思っている
  • 違う品種を近くに植えて受粉させると実をつけやすい
  • 実のつきやすい品種ではなく、樹形を楽しむ品種
  • イタリア生まれ

上のリストの中にあるように、実をつけさせたいと考えて、近く(株間190cmくらい)にマンザニロを植えたのですが、もう少し近くに植えてもよかったのかなあと思っています。

植えた場所

2020年11月の様子

一日中ずっと日当たりの良い場所で、石に囲まれて少し高くなっている場所ということもあって比較的乾燥ぎみの場所です。周りにツツジなどがありますが、それほど密集しているわけではないと思うので、風通しも良い方だと思います。

元々は酸性気味の土壌だったと思います。といっても酸度を測ったわけではなく、ずっと放っておかれた場所なので酸性気味であろうという予測でしかありませんでしたが。なので植え付けるときに苦土石灰を少々と腐葉土を一緒に混ぜ込んで、2週間ほど経ってから植え付けたと思います。

2020年の春の何月頃に植え付けしたのか覚えていませんが、その直後の水やり以外は特に何もしていません。水や肥料はもちろん、剪定も。多くはなかったですが花が咲いたのは覚えています。ただ何月だったか記憶にございません。。隣に植えたマンザニロも開花したと思いますが、どちらも実をつけませんでした。

ちなみに、隣に植え付けたマンザニロとの株間の距離はおよそ190cm。この距離が適切なのかどうかはわかりませんが、大きくなることを見越して、風通しが悪くならないようにとの考えから決めましたが、もう少し近くても良かったのかな。。

2020年11月の様子

成長の記録

2021年2月1日

まだまだ真冬の気候の二月頭の様子。きれいな発色ではありませんが、しっかり緑色を称えて樹立しています。多少寒さにやられている様子は感じられますが、枯れるような気配はなく、かなり寒さに強いことが伺えます。株元もマルチング等もしていません。

どうやらこの地の初めての冬を乗り越えそうなので、春にどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。

2021年3月22日、植え替え、というか土替え

なんか、元気がないような気がする、とそう思ってしまったが最後、何かしら原因があるだろうと探らずにはいられなくなってしまいました。ひょろっとしているのですが、もっと太く育っていてもいいんじゃないかと思い。実際、元気がないのかどうなのかわかりませんが、株の近くを掘ってみると、出るわ出るわの粘土質っぽい赤い土。しかも結構浅いところにこの粘土質の土の層がありました。

ということで、植え場所はほぼ変えずに粘土層をごっそり取り除き、畑で剪定した枝や枯れ葉などを積み上げていている場所の土に入れ替えることにしました。当然根っこを切ってしまうことになったので、果たしてこれが良かったのかどうかは、時間が経ってみないとわからないです。

掘ってます
出てきた土です
株廻りぐるっと一周掘り上げ、多少新しい土投入してあります
完了

最後に根が動かないように支柱に固定して、枝を少し落として大きめの切り口にトップジンを塗って完了です。これがいい処方になってくれることを願います。

トップジンMペースト塗布

2021年5月26日、つぼみ

蕾を確認しました。

2021年6月16日

移植から3ヶ月ほど経過、特に変わりないので移植によるダメージはあまりなかったと見て良さそうです。ただ、開花については確認していません。咲かなかったのか、それとも気づかなかっただけなのか。いずれにせよ実がつくことはなさそうです画像の整理をしていたらつぼみの様子のものが出てきたので、後から5月26日の追加の記録としてアップしました。

2021年7月14日

まさかないと思っていたオリーブの実ですが、なんと1粒だけ確認しました。それも他に植えてあるマンザニロとピクアルにはなく、このシプレッシーノだけ。

2021年10月20日

実は消えてしまった、と思ったら落ちてました。

よく見ると落果したオリーブありますね

2022年11月20日、ハマキムシを発見

ハマキムシというのは葉っぱを巻き込んで、中で芽を食べる虫の総称のようです。主に3種類の昆虫の幼虫がこのような生態みたいです。

2022年2月2日、真冬の様子

特に目立った変化はないです。結局寒さに強いんですよね。

2022年3月から2023年1月

およそ一年の成長をまとめて。ずいぶんと幹も太くなって、支柱がなくても大丈夫なくらいになっていると思います。株元の添え木は紐を解いたのですが、かなり食い込みの跡が残っています。

2023年4月から7月 ぐんぐんと大きくなっています

2020年に植え付けて、その後2021年の春に土壌改良をして同じ場所に植え直しをしたのですが、今年2023年になってより成長速度を早めている気がします。冬の間もしっかりと葉を残すようになりました。

5月後半に花を咲かせましたが、花数も多くなりました。樹高もいつの間にか2m50cmくらいになっています。昨年もかなりの成長を見せていましたが、今年はどこまで大きくなるのでしょうか。