ホルデューム:Hordeum というのは大麦のこと。麦の仲間なのですが、この穂はいわゆる麦とは違う風情を醸してくれて美しい。そんなホルデューム・ジュバタムの成長記録です。
ホルデューム・ジュバタムについて
- 耐寒性はかなり強くマイナス30度くらいまでは問題ないらしい
- 暑さには若干弱く、夏越しできないことも
- 他の多くのグラス類と同じく痩せ地の方がよく育つ
- 日当たり、排水性の良い場所で乾燥気味に育てる
- 草丈は55cmくらい
さて当地ではどうでしょうか。夏越しできるか否かの一つの分岐点に、熱帯夜になる・ならないがありますが、当地ではほとんどならないので夏越しできるんじゃないかなと期待しています。
成長記録
2021年9月15日 種まき
種から育てることにしました。購入先はメルカリ。4種セットでの購入だったのでまとめて種まきしました。
左端の縦一列がホルデューム・ジュバタムです。
2022年9月23日 発芽
早速発芽しました。ただ注意して欲しいのは、土の表面からピンピンと飛び出ているのは種として植えた穂です。発芽はその中のちょっと太めの緑がかった一つだけですよ。
2022年10月3日 順調
画像左端の縦一列がホルデューム・ジュバタム。順調に芽が育っています。
2022年11月3日 植え付け
順調に育っていますが、まだまだ小さい苗。ですが、植え付けました。その理由としては、
- 耐寒性が強いので、まだ小さくても大丈夫だろうと考えた
- 春のうちに植え付けた方が根がしっかりと張り、来年の夏も乗り越えてくれるのではないか
- 何よりポット苗で育てるのが大変
という感じで。ただ、枯れてしまった場合のことを考えて、2ポットほど残してあります。
何箇所かに分けて植え付けましたが、凍結は怖いので枯れ草やバーク堆肥で軽くマルチング 。寒さが本格化するまでにはもう少し大きくなるでしょうから、そしたらさらに厚めにマルチング しようと思っています。
さて、この冬の生育はいかに。
2022年1月12日
全く問題なさそうです。葉に紅を帯びながら、じっと寒い時期を過ごしています。
2022年3月16日 モサモサしてきました
春が来て、早速もさもさし始まった感じがします。
グラス類はほんと世話が楽です。品種ごとの耐寒性・耐暑性さえ注意してけば、あとは肥沃でないちょっと痩せ気味の排水性の良い場所に植えておけば、あとは勝手に成長してくれる感じです。
ただこれは、冬場カラカラに乾燥する関東平野部の話なので、雪が多く降るようなところだとどうなんでしょうかね。
ちなみに残っていたポット苗も植え付けました。やはり晩秋に植えた組と比べると小さいです。夏場の生育にどう違いが出るのか注目です。
2022年4月27日
上が昨秋に植えたもの、したが今春に植えたもの。葉の数が全然違いますね。
2022年5月19日 穂がだいぶでてきました
昨秋に植えたもの、今春に植えたもの、どちらも同じくらいのタイミングで穂が出てきました。あまり違いはないようです。
穂の数が全然違いますね、昨秋植えの方が圧倒的に多い!草丈はほぼ一緒で、一番高いところで55cm程度です。
こういう姿のものに付き物ですが、雨が降ったり朝露で結構倒れたり広がったりします。いまのところまた立ち上がっていますが、いずれ倒れちゃうのかもしれません。そのあたりも画像に収めていきます。
2022年6月2日 やさしい色を帯びてきました
穂の色がピンクがかって、より一層優しい雰囲気になってきました。美しいです。
ちなみに雨が降ると穂が雨を含んでしまい、こんな感じで倒れてしまいます。