エキナセアというと夏から秋にかけての長い期間、たくさんの種類の花を楽しませてくれる花として知っている方も多いかと思います。また非常に丈夫で育てやすく、冬季は地上部だけを枯らして根は越冬する宿根そうとしても知られています。
そんなエキナセアですが、ハーブとしての効能を持っているようですが、ハーブとして利用するためには注意点もあるようです。
そんなエキナセアについて、ここではプルプレア(パープレア)という属名品種であるグローイングドリームの成長を追っていこうと思います。
代表的な品種に、エキナセア・プルプレア、エキナセア・パリダ、エキナセア・アングスティフォリアという3種があり、いずれもハーブとしての薬効がある品種とのことですが、観賞用として流通しているものについては薬効が薄いようです。
エキナセアについて
- 沢山の種類の花色がある
- 草丈も30cm程度から100cm程度とたくさんの草丈のものがある
- 耐寒性・耐暑性強い
- 夏から秋に変えての花期が長い
- 乾燥に強く、高温多湿にもある程度耐える
- 水はけや風通しが悪くなければ問題なく育つ
- 冬は地上部が枯れて越冬する宿根草
- 肥料はあまりいらない
- キク科なのでハーブにするときはアレルギーに注意
こんな感じで、非常に丈夫な宿根草なので、雨水が溜まるような所だったり、風通しが悪いところでなければ、植えっぱなしで育ちそうです。
ちなみに、ハーブとして楽しむ場合は、園芸用のものではなくハーブ用のものでないと薬効がない可能性もあるようなので、ハーブはそれ用のものをお求めください。
またキク科の植物なので、同じキク科のブタクサやヨモギにアレルギーがある方は、ハーブとしての利用は避けた方が良いと思います。カモミールも同じキク科ですね。
成長記録
植え付け場所
ウメモドキの株元近く、水はけが良いとは言い切れませんが(水やりした時の給水速度が早いとは言えない)、まあ溜まることもないので悪くもないでしょう、といった場所。土はだいぶかさついています。
風通しは周りに他の植物も植えていますが、密植してる感じではないので問題ないと思います。
方角的には開けている側が南西なので、日当たりはかなり良いです。なので夏の日差しがちょっと心配です。
2021年10月20日、植え付け直後
開花もおわり、花が黒い塊の状態で安売りされているのを購入。とりあえずこの秋のうちに根を伸ばしてもらって来年以降の開花に期待です。
2021年12月1日
ここ水戸のハズレだと、12月ともなるとかなり冷え込みます。なので秋植えする場合は、かなり早めに植え付けなければいけないということに気づきました。霜は降りるし、霜柱も立つしでやられちゃうんですよね。このエキナセアに関してはギリギリ間に合ったかなといった感じです。
でもやっぱり凍結のダメージが心配なので、どれほど効果があるのかわかりませんが、簡単に段ボールでマルチングしました。
2022年2月23日 すっかり枯れています
これが復活するようには見えませんが、春を待ってみます。所々、マルチングしたダンボールが露出しています。
2022年3月19日、芽が出てきました
しっかりと芽が出てきました。やはりちゃんと宿根するんですね。ダンボールマルチも効果あったかもしれません。
当地は、朝晩の冷え込みは強いのですが、日中は強い日差しで冬でもそこそこ気温が上がるので、土は毎日「凍結→解凍」の繰り返し。なので「氷で持ち上げられ、溶けて落とされ」というのを繰り返すので、おそらく土中の根っこにはなかなかの力がかかっていると思うんですよね。
なのでマルチングは
凍結→解凍サイクルによる土の動きを生じさせないことで、根が痛まないようにする
ことにいちばん効果的であるような気がします。