ブルーブッシュ (アカシア・コベニー)がどうにか育っていることに気を良くして、いわゆるオージープランツと呼ばれる樹木の中でも寒さに強そうなものは育ててみたいと思っているのですが、このドドナエアはさほど大きくならないということで、うちの庭にも植えることにしました。
しかし心配なのはやはり耐寒性。アカシアのように大きくならないのなら、植え付け環境に工夫して放任で育つようにしてみたいです。
ドドナエアについて
- 日当たりよく水はけ良い場所を好む
- 耐暑性は強い、耐寒性は−5度程度→屋根がないところや風が当たるところでは、氷点下になる場合寒冷紗推奨
- 痩せ地でも育つので特に肥料はいらない
ドドナエアは日当たりよく水はけが良い場所であれば、放任でも元気に育つようです。ただし、冬越しには気をつける必要があります。氷点下に下がるような場所では寒冷紗をすることが推奨します。冬場の最低気温に合わせて寒冷紗の強度を変えれば(幹や葉周りだけでなく、土中の凍結を防ぐのが大事)、かなり冷え込む地域でも冬を乗り越えられそうな気はしますが、雪が多く降る地域での栽培は難しい気がします。
成長記録
2021年8月7日植え付け
真夏ですが、園芸店で見かけて購入してしまいました。植え付け場所も考えていなかったのですが、寒さにあまり強くないということだったので建屋に面した部分の庭に植え付けました。周りに木があるので、夏場の直射日光は和らげられるような場所です。土は赤土であまり通気性は良くない感じですが、傾斜地なので水はけは悪くないと思います。ただ、この同じ場所に植え付けてあったレイタータイム は枯れてしまいました。
下の画像は別の日ですが、この中の真ん中あたりの建屋よりに植え付けました。
樹高は40cmくらいです。真夏なので株元は乾燥防止に枯れ草で軽くマルチング を。暑いので、8月中の天気の良い日は夕方に水やりを続けようと思います。
2021年10月20日
無事夏を越し、越したと思ったら当地では既に霜が降りる季節が近づいてきています。というより、既に何日か霜が降りた日もあるかもしれません。おそらくこの株が植えてある場所には霜は降りてないと思いますが、冬対策を考えないといけない時期になっています。
夏を通して緑色が強くなったようです。ここから今度は赤く色づいていくはずです。
2021年12月1日、あまり変色してません
あまり色が変わっていません。多少赤みを帯びた感じがする程度。そして、結構耐寒性が強そうな感じがします。寒冷紗なしでも意外といけるのかも?
2021年12月22日、ようやく色づきはじめました
冬も深まってから、色づいてきました。この感じだと意外と耐寒性強いのかもしれません。
寒冷紗はせずに、株元だけマルチングして様子を見てみようと思います。
2022年2月2日、枯れた
やはり寒冷紗なしは無謀だったかもしれません。葉は無残にも縮こまってしまっています。しかし、このまま様子を見ます。
2021年2月23日、今シーズンの冬は厳しい寒さで
これは、もう、全部枯れてしまったかもしれません。。
2022年3月7日
3月に入り急に暖かくなってきたので、枯れ葉・枝を落としてよく観察してみました。すると根元の、マルチングのように株元だけ巻いていた不織布の部分には、葉が残っていました。
ということは、しっかりと寒冷紗をすれば常緑の状態で冬を越すかもしれないですね。
2022年3月26日、移植
冬を越したドドナエア、だいぶ暖かくなったので移植しました。理由としては
- 耐寒性が心配だったので建屋の近くのゴミゴミしたところに植え付け
- しかし耐寒性が思っていたより強そうだとわかった(しっかり寒冷紗すれば問題なさそう)
- なのでもっとその姿を楽しめる場所へ移植
株を掘り上げてみると、当然なんですが、まだまだ根張りは小さく苗をそのまま掘るようにとることができました。
移植先は塀の際で、砕石が多量に混じった土が敷いてあった場所で、その砕石をあらかた取り除いた残土といった感じの場所です。なので全く良い土ではありませんが、傾斜しているうちの土地の一番高いところに位置しているので、水はけに関しては問題ないと思います。また日当たりも季節を問わずほぼ一日中当たる場所です。
成長が早いということなので、うまく根付いて大きくなってくれるといいのですが、気になるのは、少し深く(40cmくらい)掘ると、砕石の層が出てきてかなり硬いということです。これでも深く耕したので、もし問題が出ればその時に対策取ろうと思います。
2022年5月〜12月 冬枯れからの回復、そして冬支度
冬の寒さのダメージで瀕死のダメージを負ってしまったドドナエアですが、しっかりと回復してくれました。そして再び来る冬に備えますが、既にひと冬を経験しているので、今年はすんなりこえてくれることを期待しています。
今年の冬囲いは、段ボール箱を被せるだけという簡単なもの。しっかりやると大変ですし、この程度でも冬を越してくれないとちょっと困るなと、思い。無事乗り切ってくれることを願います。