耐寒性が0度程度までと弱く、当地の冬の気温では間違いなく冬越しできないと思われた、ディコンドラ・シルバーフォールズ。冬が来て当然のように消えてしまったと持っていたのですが、なぜか翌年に復活してきたのでその様子を。
ディコンドラ・シルバーフォールズについて
- シルバーリーフが特徴で、匍匐して伸びる
- グランドカバーにも利用されるようですが、葉はそれほど密にはならないので注意
- 乾燥に強く、多湿に弱い(シルバリーフ系定番の性質ですね)
- 常緑多年草として扱われるが、耐寒性が弱く(0度程度といわれている)、氷点下になるような地域では枯れてしまう
- 日差しはよく当たる場所が良い
ディコンドラの緑色の種類の「エメラルドフォールズ」とは異なり、湿り気のある場所を好むようなので、この違う性質には注意が必要です。
当地での植えた場所について
どうせ冬越しはでき何だろうなと思いつつも、「もしかしたら冬越しできたらいいな…」という淡い期待を抱けるような場所に植えました。具体的には
- コンクリート壁のすぐ際だけど、階段上に高い場所なので水捌けはよいけど、湿り気は残りやすい(苔が生えているので)
- 土は石混じりのちょっと荒れたような感じ
- 南西側にあるコンクリート壁が、冬場は太陽の熱をため込んで夜間の保温効果になることを期待(あくまで期待でしかない)
- 南西側がコンクリート壁なので、太陽が高く上がる夏は直射日光が当たるが、秋から翌春まではあまり日が当たらない
とまあこんな感じの場所で、わかりにくいですが画像も貼っておきます。2022年の10月現在では近くにミツバシモツケがうわっています。このミツバシモツケが2022/23の冬が寒さ対策に一役買ってくれること期待してます。
成長記録
2021年7月14日 植え付け間もない頃
植え付けしたのか、いつか定かではないのですが、植え付け後まだまもないことだと思います。こんな様子。砕石が混じり、苔も生えています。
2021年10月20日
10月になると結構広がっています。
2022年2月2日、23日
2月2日ではなんとか耐えていたように思えましたが、23日になると完全にお亡くなりになってしまったと、この時に思っていました。
2022年6月8日 復活しているのに気づく
壁の際のキワから、復活した芽が伸びているのを確認。どうやら冬を越せたようです。こぼれ種の可能性があるのかなあと調べてみたのですが、シルバーフォールズのこぼれ種情報は出てこなかったので、おそらく冬越しできたのでしょう。 追記:こぼれ種の可能性も有るようだと判明しました。なのでここでは零れ種か、もしくは発芽せずに残っていた種子がこの年になって発芽したか、のどちらかではないかと思います。
コンクリートが保温や霜除の役割を担ってくれたのではと想像しますが、どうなんでしょうか。
2022年10月13日
シロバナホトトギスの背景で、力強いとまでは言えないながらもしっかり範囲を広げています。
2022年11月から2023年6月の様子
昨年の復活劇に気を良くし、今年も復活してくれることを期待していたのですが、どうやらダメだったようです。
昨年のは復活でもなんでもなくて、生産者さんが播種したときに発芽しなかった種が、たまたま一年越しに発芽しただけなんじゃないか、と思ったりしています。
2023年7月、まさかの復活
もうダメだと諦めていたのですが、ふと見てみると復活していることに気づきました。やはりこぼれ種からの復活なのでしょうか。
ディコンドラの花を見たことがないのですが、調べてみると初夏に小さな花をつけるようです。こぼれ種の可能性が高そうなので、開花なども含めて細かく観察していきます。
株が小さすぎて開花しないかもしれませんが。。