葉っぱ、花、ともに美しい色をみせてくれるペラゴニウム・シドイデス。とはいえ、私のようにその名前に引き付けられた方も少なくないでしょう。
そんなシドイデスですが、花期がとても長く、またリーフと花色のコントラストがとても美しい、ぜひ庭に取り入れて欲しい植物の一つです。
難点としては徒長してしまい、鼻先の重みに耐えきれずに倒れてしまうことでしょうか。この辺り、生育環境にもよるのかもしれません、
そんなペラゴニウム・シドイデスの成長記録です。
ペラルゴニウム・シドイデスについて
- 耐寒性・耐暑性も強そうで、水戸の夏は越せましたし(熱帯夜になることは少ないです)、冬場も常緑のまま越してくれました(降雪は1日のみ、最も冷え込んだ日でマイナス8度程度)
- シルバーの葉色からもわかるように、乾燥を好む
- 徒長しやすい気がします。うちでは花で重い先端は、初夏頃からずっと倒れていました。
- 南アフリカ原産
成長記録
2022年4月植え付け
4月の後半に植え付け。この時点で花茎がひょろっと長く伸びていました。この時一緒に植えたシレネ・シェルピンク・バリエガータは晩夏頃には消えてしまっていました。
植え場所は、土質があまり良くなく、雨が降ると結構水を持ってしまうような場所。高くなっているので水たまりになるようなことはないのですが、ちょっと多湿になりやすい環境ではあります。なぜこの場所にしたかというと、寒さ対策です。
氷点下8度程度まで下がる日もある当地では、少しでも寒風が直接当たらないような場所で育てるのを、耐寒性が際どい植物を植える時の鉄則にしています。
また、近くにある松が、風除けと共に、夏場の西日を和らげる効果にも期待しての位置でもあります。
2022年5月〜9月1日
初夏にかけては順調に育っていましたが、梅雨時期に入り、湿度が高まってくると弱ってきました。それでも8月上旬くらいまでは花も咲かせていたのですが、夏の終わり頃からちょっと弱り始めて、夏越し出来なさそうな雰囲気もかもしながら、しかしどうにか9月を迎えた、そんな感じです。
日差しも近くの松に適度に和らげられていたので、そのおかげもあっての夏越し成功だったかもしれません。
2022年9月22日〜2023年2月22日
9月も下旬を迎え、夏を越せたことを確信できました。そして夏を越せたと思っていると、今度は冬。冬入り直前の11月25日でも花を咲かせていますが、花茎倒れてしまって、株との一体感が皆無で別の植物のようです。
当地の冬は放射冷却による冷え込みが強いので、冬を越せるのか心配していましたが、どうやら冬も越せたようです。周りに石やら木やらがあって霜や風がある程度防げるなら、マイナス8度程度までは大丈夫そうです。
株元がゴシャゴシャしてるのでちょっと切り戻さないとかもしれません。
2023年3月から7月
植え付けてから2年目を迎え、しっかりと根付いているようなので、特に何の問題もなく春を過ごし、梅雨真っ只中から夏を迎えようとしています。
3月の画像に花が写っていますが、こちらはカラスノエンドウの花なのでお間違いなく。
梅雨に入っても元気なので、ほどほどの高温多湿には強いのでしょう。真夏の