紅葉の美しい木を庭に植えたい…。そう考えたときに真っ先に挙げられるのがモミジ である方も多いと思いますが、同時に、紅葉は既に庭に植えられていることが多い定番の樹木でもあります。また、品種にもよりますが、モミジ は樹高が高くなる木なので、そう何本も植えるスペースがないことも多いと思います。
そんなときにおすすめなのがこちらの錦木です。一般的にはあまり馴染みのない樹木かもしれませんが、世界三大紅葉樹の一つ(スズランノキ 、ニッサボク、ニシキギ)とされているくらいに紅葉の美しい木であるとのこと。しかも10mを超えるスズランの木、ニッサ木とは異なり、樹高も大きくて3m程度と扱いやすいことも魅力です。
そんなニシキギの成長記録です。
ニシキギはどんな木
- 落葉樹で樹高3m程度のため小さく保ちやすい
- 耐寒性・耐暑性ともに強い
- 日向から半日陰まで育つが、日当たり良い場所で西日が避けられる場所だと美しく紅葉するように思います。
- 翼(よく)と言われる枝についた長い羽のような、刃(そこまで鋭くはないけど)のようなコルク質が特徴。
- 翼(よく)がない、よく似た樹木はおそらくコマユミ。
- 紅葉の葉が保つ期間は短い方な感じがします(観察を継続していきます)
成長記録
2020年11月 植え付け
落葉の季節に入ってきたので早速植え付けました。葉はあまり紅葉することなく、徐々に散って行っている感じの苗です。この辺りは冬季になると土が凍るくらいに冷えるので、ワラでしっかりマルチングです。
植えた場所は、
- 土はあまり肥沃な感じがしない赤っぽい土だったので、うちでは定番のバーク堆肥をすき込んで植え付け。
- ほぼ一日中陽がが当たり続ける場所
だったのですが、紅葉する落葉樹全般に言えることですが、夕方までずっと日が当たる場所だと、あまり綺麗な紅葉はしない可能性が高いです。
2021年3月の芽吹きから12月まで、紅葉はせず
3月20日には芽吹いているのを確認し、それから順調に夏を越え、秋を迎え晩秋になりましたが、あまり紅葉することなく散ってしまいました。おそらく、日当たりが良すぎたことが原因だと思います。秋になっても、夕方までの長時間陽が当たる場所だったので。
ということで、美しい紅葉は来年に持ち越しですが、果たして来年の紅葉はいかに。。
2022年2月20日 移植
2月というと、陽はかなり長くなってきているけど、まだまだ寒い、というような時期ですが、移植を決行することにしました。
- 昨秋の紅葉の様子から、同じ場所では美しい紅葉が期待できないのではないかということ
- まだまだ寒いけど、休眠から覚める前に移植してしまいたいこと
という、主にこの2点から移植を決行することにしました。
移植前:日当たり抜群、午前中から夕方まで陽があたり続ける
移植後:夏場のが高く上がる時期は、かなり日当たり良いけれど、日が高く昇らない冬季は日の当たる時間の少ない半日陰〜日陰(暗くはない)の場所。
2022年3月〜2022年12月
さて、植え付け後2年目のこの年ですが、移植したこともあって、成長や紅葉もいまいちかもしれないと思いつつの観察になりました。結果、肝心の紅葉のピーク時期の様子を見逃してしまいました。。ちょっと忙しくて。
しかしながら、日当たりが良すぎる場所よりは、この、「冬の間は日陰に近い半日陰」の場所の方があ良い塩梅に葉が残っていたように感じました。まあ、もう少し背丈が伸びて、多少日にあたる場所も増える来季に期待です。
2023年1月7日 剪定
ど真冬ですが、剪定しました。枝がかなり混み合っていたのと、休眠が覚めてしまってから剪定にならないように。
少し背丈を出したので、これで今年は上へと伸びてくれるといいのですが。