ブルーマロウ(マロウブルー、ウスベニアオイ)の成長記録

ハーブ
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ハーブティーとしてはもちろん、観賞用としても楽しめる花を咲かせるブルーマロウ。今回はそんなブルーマロウの紹介です。

コモンマロウとブルーマロウの違いについて

コモンマロウと呼ばれているものとブルーマロウと呼ばれているものがありますが、この二つが同じものなのか異なるものなのか、調べれば調べるほどわからなくなってきます。

当園では、この二つを同じ種類を指すものとして、今のところは考えています。とはいえ、今回植え付けした苗は「ブルーマロウ」として販売していて、商品説明のところには「コモンマロウとの違い」が記載されていたのですが。

いずれブルーマロウとしっかり区別された「コモンマロウ」の苗が手に入られれれば、育ててみたいと思っています。

ブルーマロウについて

  • 初夏から夏にかけて紫色の花を咲かせる
  • 草丈は70〜200cmくらい
  • 日当たり水はけ良く、適度に湿度を保つような場所を好む
  • 土は弱アルカリ性を好むので石灰で酸度調整すること
  • 宿根草だけど、寿命は長くない
  • 花をハーブティーにすると美しいブルーの色で、レモン汁を入れるとピンクに変わるのが有名(その様子から「夜明けのハーブティー」とも言われる)
  • 花をハーブティーにする場合は、生花よりも乾燥花にして使うと色が出やすい(花は乾燥させると青く変わる)
  • ティーの味、香りはほとんどないので、他のハーブと組み合わせても良い
  • 体内の粘膜を保護し治す働きがあり、喉、胃、尿道の炎症に効果があるとされている
  • 葉も食べれる、クセのない味らしい

ブルーマロウの成長記録

2021年3月7日植え付け

少し早い気もしますが、この年の春は早くからだいぶ暖かいので植え付けてしまうことにしました。

植えたのは南東側にある160cmほどの塀の内側。冬の陽が低い時期は午前中は日陰になってしまいますが、それ以外の季節は午前中から日没近くまでずっと陽が当たっているような場所です。

土は元のままの土に苦土石灰を混ぜてあります。植えた後は腐葉土で薄めにマルチングしました。

左奥に見えるのはカモミール

2021年6月16日、毎日たくさん咲いています

草丈は1mほどはあると思います。そして毎日たくさんの花を咲かせています。

草丈が大きくなったけれども、自分でその重さを支えることができないようなので支柱を当てています。

ハーブティー用に洗って乾燥させてます

花はハーブティー用に摘んで洗って乾燥させ保存してます。

2021年6月30日、支柱で支えてあります

草丈は150cmは超えています。そして、自重に耐えられなくなってきたので、簡易的な支柱で支えていますが、ただただ自分で支えるには重すぎる状態です。ということで、これ以上支えようとするのはキリがないので、あとはなるように任せることにします。

花は毎日たくさん咲かせています。

2021年7月28日、枝垂れ曲がっています

重さに耐えきれずに曲がってしまいましたが、仕方がないです。学んでもらうしかありません。ポキッと折れたわけではないので、この状態でも花は咲かせていますが、梅雨明けてからは開花の勢いが弱くなったようです。

2021年9月22日 だいぶ枯れてきました

まだ暑い日もあるとはいえ、この辺りはだいぶ過ごしやすくなっています。それに伴い、ブルーマロウも枯れてきました。下の画像、左右に倒れている太い幹がブルーマロウ のもので、ほとんど葉がありません。茂っているのは葉ばかりです。

初夏から晩夏まで絶え間なくたくさんの花を咲かせ続けてくれました。

2021年11月10日

ほぼ完全に枯れたような感じです。ここから宿根し、春にはまた新しい芽吹きを期待します。さてさて、どうなることでしょう。

2022年3月〜5月

まずは画像を。

もしかしたら見逃した可能性はあります。しかし、宿根草であるからには、根が生き続けているはずですから、芽吹きは種が発芽するよりも力強いものであるはずです。ですが、マロウブルー がいるはずの場所からは5月の中旬まで待ってみたものの。一向にそれらしい芽が出てくることはありませんでした。つまり、枯れてしまったようです。

枯れた原因

原因として考えたのは、次の一点でした。

  • 夏季以外の日当たりが悪いため、土が凍結した状態が長く続いた

植え付け場所は南東方角に160cmほどの塀がある場所で、太陽が高く昇る夏季は日当たりについては問題ないのですが、それ以外の時期になると、南東側にある塀が太陽を遮るために、午前中は土が暖まらず低温だったり凍った状態が続くため、根がやられてしまったのではないか、と推測しています。

夏季以外の太陽の低さはほんと侮ってはいけません。いろんなことがことごとくうまくいかなかったりします。

残念ですが、このマロウブルーとは終わりになっていましました。しかし、懲りずにまた苗を購入しました。

こちらの商品名は「コモンマロウ 」。ブルーマロウ とは呼び名が違うだけで同じ品種だという声が多数のようですが、その辺の違いも注目しつつ、再び庭に植え付けました。今回は違う場所、塀のせいで日差しが遮られることのない場所に植え付けしようと思います。